塾での毎日の授業に,ホワイトボードでの板書は欠かせません。
ホワイトボードマーカーには各社から多くの種類がありますが,どれを選べばいいか迷ってしまうことが多いのではないでしょうか。
本記事では,塾講師が授業で使うのに適したホワイトボードマーカーの選び方と,おすすめのホワイトボードマーカーを厳選して5つご紹介します。
筆者は塾講師歴10年以上。
毎日ホワイトボードを用いて授業をしています。
その中で数々のホワイトボードマーカーを試した結果,授業で使う上でおすすめのホワイトボードマーカーを選びました。
ホワイトボードマーカーの選び方
ホワイトボードマーカーを選ぶ基準には,主に太さとペン先の形状があります。
授業の種類や教室の広さによって適切なものを選びましょう。
太さで選ぶ
- 個別指導など狭い教室…細字〜中字
- 集団授業などある程度の広さの教室…太字~極太
基本的に太くて困ることはないので,筆跡の太いものを選べば間違いありません。
試しに板書をしてみて,教室の後ろからも読めるかどうかを事前に確認しておくと良いと思います。
個別指導など,1対1や少人数の小さい教室での授業では,細字のペンも選択肢になります。
ペン先の形状で選ぶ
ペン先の形状は,基本的に「丸芯」と「平芯(角芯)」の2種類です。
- 丸芯…書きやすい。速記向け。
- 平芯…太く書けるが,ペン先の向きを常に気にする必要あり。
対面の授業で使いやすいのは丸芯です。ペンを当てる向きを気にする必要がなく,速書きにも適しています。
平芯(角芯)は,太い筆跡を残すことができますが,常にペン先の向きを気にしていないと均一な線が引けないので,速く書くような状況には向きません。
塾講師におすすめのホワイトボードマーカー5選
ここからは,塾講師が授業で使用するのにおすすめのホワイトボードマーカーを5つ紹介します。
ボードマスター(パイロット)
まずはボードマスターです。
最後まで濃い発色が続き,安定した筆記ができます。
インクはカートリッジ式なので,交換作業が楽なのも魅力です。
ただ,太字以上の場合はインクの減りがやや速く感じるので,コストパフォーマンスとしては少し劣るかもしれません。
- 太さ:中細字(丸)・中字(丸・平)・太字(丸・平)・極太(平)
- 色:黒・赤・青・緑・オレンジ
ノックル(ぺんてる)
続いてはノックル。軽量で書き味のよいマーカーです。
字がかすれても数回ノックするとインクが補充されるしくみになっているのが特徴。
新品の時点ではペン先にインクが来ていないので,数回ノックしてインクが浸透するのを待つ必要があります。
こちらは使い切りタイプになります。
- 太さ…細字(丸)・中字(丸)・太字(丸・平)
- 色…黒・赤・青・緑
白板マーカー(サクラクレパス)
3つ目はサクラクレパスの白板マーカー。適度な抵抗があって書きやすいマーカーです。
アルコールの匂いが他製品よりも強めなので,好みが分かれます。
太さの展開が細字と中字のみなので,小規模の教室での授業向けです。
こちらも使い切りタイプになります。
- 太さ…細字(丸)・中字(丸)
- 色…黒・赤・青・緑
ホワイトボードマーカー 補充タイプ(パイロット)
続いてはパイロットのホワイトボードマーカー 補充タイプ。
軽量で長時間持っても疲れにくいマーカーです。ペン先が硬めで書き味も申し分なし。。
珍しいインク補充タイプ。後ろの蓋を外して,内部のフェルトにスポイトでインクを注入します。
フェルト式なので振ってもインク残量がわからないので,途中でのインク切れが心配かもしれません。
- 太さ…中字(丸)
- 色…黒・赤・青・緑・オレンジ
ヨクミエール(コクヨ)
最後はヨクミエール。なめらかな書き心地のマーカーです。
透明の部分が大きくインク残量がわかりやすいので,急なインク切れを防ぐことができます。
インクカートリッジ交換式。交換方法がやや独特なので,最初は戸惑うかも。
- 太さ…細字(丸)・中字(丸)・太字(丸・角)
- 色…黒・赤・青・緑
まとめ
塾講師におすすめのホワイトボードマーカー5選を紹介しました。
担当の授業規模や指導内容に応じて,自分にあったマーカーを選び,ぜひお気に入りの1本を見つけてください。